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学校を卒業しても就職先がない……。そんな人には何が必要なのかこれからのことがよく分かるコラム(4/4 ページ)

若い人の間で「就職難」が続いている。単に「若年層の雇用問題」といっても、問題はひとつではない。中でも学校を卒業しても進路が決まらない人は、どういった傾向があるのか。リクルートのワークス研究所で学生の就職活動を見てきた研究員が分析した。

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 ある参加者は、会社への志望動機がうまく書けなかったことや面接に進んでも思うように話せず落ちていたことを理由に参加したのですが、参加を通じて、応募先を大企業から中小企業に視野を広げました。また、応募件数も月に1件だったのが、10日で12件に増えました。その結果、プログラム終了後1カ月以内に内定が決定したのです。

 応募先の柔軟性や行動量の見直し、面接スキルの力をつけることで内定を獲得し、就職が決まっていく人は多いのです。2011年4月以降「4Day Group Work」に参加した443名のうち、実に63.5%の人が内定を獲得しました。

 つまり、内定がもらえない人は能力が低いワケでもやる気がないワケでもなく、ある程度伴走者が必要であることが分かりました。伴走することにより、そのまま走り切ることができる人もいるのです。

 しかし、伴走者を見つけるには、自分自身で動かなければいけません。待ってばかりでは、状況は変わりませんので。もし、周りに就職について悩んでいる人がいたら、こういう支援があることを教えてあげるといいのではないでしょうか。

これからのことがよく分かるコラム:

 ビジネスパーソンにとって、情報は大きな“武器”のひとつだ。しかし「新聞、雑誌、テレビ、ネットなどで情報を仕入れているのに、いまひとつ世の中の動きがよく分からない」という人もいるだろう。

 もちろんメディアが悪いのではなく、ましてやそのビジネスパーソンの感度がにぶいわけでもない。現在の状況を分析し、次にどういったモノがやって来るのか――といった情報に触れていないのかもしれない。

 「これからのことがよく分かるコラム」では、“今と次”にスポットを当てた。今、何が起きているのを知り、次に何が来るのかを推測する。そうした情報を自分の肥やしにして、仕事力をアップさせようではないか。


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