就活を通して、初めて知った用語は?
就活を通して初めて知った就活用語(ビジネス用語を含む)は何ですか? 2013年4月入社を希望する大学生・大学院生に聞いた。ジョブウェブとレジェンダ・コーポレーションの調べ。
就活を通して初めて知った就活用語(ビジネス用語を含む)は何ですか? 2013年4月入社を希望する大学生・大学院生に聞いたところ、「リクルーター」(764人)と答えた人が最も多いことが、ジョブウェブとレジェンダ・コーポレーションの調査で分かった。
「リクルーター」とは、会社からの指示を受け、学生に対して選考参加などの働きかけを行う社員のこと。この用語がトップになった背景には「採用人数を昨年よりも増やす企業が増えるなか、倫理憲章改定による広報開始時期の後ろ倒しで、企業は学生との接点が減ることを懸念したのではないか。その結果、リクルーター制度に力をいれていることがうかがえた」(ジョブウェブとレジェンダ・コーポレーション)としている。
2位の「お祈り/お祈りメール」(193人)は、不採用通知のことで「○○様の今後のご健勝をお祈りします」と締めくくられていることが多いことから「お祈り」と呼ばれている。多くの学生は不採用通知を複数社から受け取っているため、このような用語が生まれたようだ。
3位には、ビジネス用語である「B to B/B to C」(174人)がランクイン。学生は就活を通して初めて企業の多さに驚き、B to BやB to Cといったさまざまな企業形態を知り、印象深く感じているのかもしれない。
4位は「内々定」(169人)、以下「ES」(135人)、「SPI/テストセンター」(93人)、「サイレント(選考を受けていた企業から不合格通知の連絡が来ないこと)」(80人)と続いた。
このほか、学生時代にがんばったことの略として「ガクチカ」、1人でできる面接練習「エアー面接」、学生に就活を支援する「就活塾」といったキーワードもあった。
インターネットによる調査で、2013年4月入社を目指す大学生・大学院生3887人が回答した。調査期間は5月23日から30日まで。
関連記事
- ゆとり教育で育った世代は、本当に仕事ができないのか
「若手社員が思うように育たない。その原因は“ゆとり教育”にある」と思っている人もいるだろう。しかしこの考え方は、本当に正しいのだろうか。原因は学校教育にあるのではなく、バブル崩壊以降の働き方の変化にあるのかもしれない。 - 2012年の残業時間は過去最高――最も多い職種は?
2012年の平均残業時間は月28.6時間で、調査を開始した2007年以降で最も多いことが、DODAの調査で分かった。残業時間が増えている背景には、どういったことがあるのだろうか。 - 大企業の正社員、3割は会社を辞める
東日本大震災の発生以降、「今後どのように働いていけばいいのか」と考えるビジネスパーソンも多いのでは。ポスト大震災の働き方について、人気ブロガーのちきりんさんと人事コンサルタントの城繁幸さんが語り合った。 - ここでは働きたくないなあ……と大学生が思う業界
あなたはどこの業界で働きたいですか? 2011年3月卒業予定の大学生に聞いたところ「商社」がトップ、次いで「銀行」「食品」と続いた。日経HR調べ。 - 借金大国日本で“踏み倒す人”が急増している理由
国民年金、給食費、授業料、治療費……今、公的な支払いを踏み倒す人が増えている。この背景には、いったいどんな「裏」があるのだろうか?
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.