日本を訪れる外国人観光客、出張者に教えてあげて――日本通信「VISITOR SIM」
日本通信は7月27日から、日本を訪れる海外渡航者がスマートフォンに差して使えるプリペイド型SIMカード「VISITOR SIM」2種類を販売する。パッケージが英語で書かれている他、英語のサポートも受けられる。
日本通信は7月27日から、旅行や仕事のために短期間日本を訪れる外国人旅行者向けのプリペイドSIMカード「VISITOR SIM」を販売する。パッケージや説明が英語で書かれているほか、日本通信の米国子会社社員による英語のサポートが受けられるのが特徴だ。日本通信のオンラインショップから英語で購入できる(参照リンク)。
VISITOR SIMには2種類あり、いずれも3980円。それぞれ標準SIM版とマイクロSIM版があるため、パッケージは4種類となっている。SIMフリーで3G対応のスマートフォンやタブレット端末を持っていれば、日本の3Gエリア(W-CDMA/HSPA)で利用できる。データ通信のみで、音声通話には対応していない。
「b-mobile VISITOR SIM 14Days Prepaid」は、14日間定額で使えるタイプだが、VoIP(Voice over IP、同一アプリの利用者同士であれば通話料金を払わずに音声通話ができる)やストリーミングには非対応。
「b-mobile VISITOR SIM 1GB Prepaid」は、日数制限がないタイプ。容量1GBを使い切るまで通信できる。VoIPも利用できるので、Skypeなどで通話をしたい場合はこちらを購入することになる。
携帯電話を海外ローミングで利用すると通信料金が高くなってしまうので、海外では現地でデータ通信SIMを購入し、現地の料金でスマートフォンを使うのが一般的になってきている。しかし日本では、気軽に購入でき、手ごろな料金で使えるプリペイドSIMがほとんど存在しなかっただけに、今後日本を訪れる外国人旅行者にとっては朗報と言えそうだ。
VISITOR SIMはオンラインのみで販売開始となるが、日本通信では今後、海外の旅行会社、ホテル、航空会社などでの販売を予定しているという。旅行者はまず到着した空港でプリペイドSIMを購入することが多いだけに、成田や羽田など国際空港での販売に期待したい。
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