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上海のコンビニに「ウルトラマン」が登場――どんなお店なの?:ローソンの海外物語(中国編)(4/4 ページ)
「コンビニ激戦区」とも呼ばれている中国・上海で、ちょっと変わったお店が誕生した。中国でも人気の高い「ウルトラマン」をテーマにしたお店だが、店内はどのようになっているのだろうか。
遊具スペースは、100元以上(1230円)の買い物をしたお客さまが、30分無料で利用することができます。お弁当が約10元前後(123円)のコンビニで100元のお買い物というとハードルが高い気もしますが、このような「遊べる空間」は中国では珍しいことから、多くの家族連れで連日賑わっています。
このような、日本のキャラクターをテーマにしたコンビニは中国では初めて。当初ターゲットとしていた地元の家族連れのお客さまはもちろん、中国で生活している日本人家族の方にも多く来店いただいています。日本のキャラクター人気は高まりつつあるので、今後も新たなコラボ店舗ができるかもしれませんね。
中国に店舗を構えてから、15年以上が経ちました。この連載では「おでん」や「中国のランチ事情」などをご紹介してきましたが、現場では「日本の文化を知ってもらいたい」という想いでやってきました。
「中国のお客さまに喜んでもらえる商品って何だろう?」「どんなサービスを提供すればいいんだろう?」――。こうしたことを常に考えながら、進めてきました。そして、いつの日か。上海のお客さまに「ローソンはコンビニで一番だね」と言っていただければ、うれしいですね。今後も、上海ローソンにご期待ください。(終わり)
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