結婚を決めたとき「同棲していた」人が増えている
結婚を決めたときに同棲していた人はどのくらいいるのだろうか。結婚している男女に聞いたところ、増加傾向にあることが分かった。リクルート ブライダル総研調べ。
結婚を決めたときに同棲していた人はどのくらいいるのだろうか。時系列に見てみると、1960年代に結婚した人ではわずか1.4%だったが、その後は増加し、2000年代では27.6%、2010年以降では34.5%に達していることが、リクルート ブライダル総研の調査で分かった。
結婚を決めたときに遠距離恋愛をしていた人でみると、1960年代では9.7%だったが、その後はゆるやかに増加。2000年代には19.2%、2010年以降では23.0%に。この背景には「国際化や情報ツールの発達などで、物理的な距離のハードルが下がったのかもしれない」(ブライダル総研)としている。
また妊娠していた人は1960年代、1970年代では2%台だったが、2000年代では17.0%に。親の承認が得られなかった結婚は1960年代では11.1%だったが、2000年以降は3%台と減少傾向にある。「お見合いなど決められた結婚の減少や親も多様な価値観を容認するようになっていることが要因かもしれない」(同)
交際期間は長期化の傾向
交際開始から結婚までの交際期間はどのくらいあったのだろうか。全体でみると「半年〜1年未満」(20.6%)が最も多く、次いで「1年〜1年半未満」(17.3%)、「3年〜5年未満」(14.0%)、「2年〜3年未満」(13.2%)、「1年半〜2年未満」(12.4%)という結果に。
1960年には半年から1年半までの比較的短い交際期間で結婚する人が多かったが、2000年ごろから3年以上の長い交際を経てから結婚する人が増えている。こうした傾向について、ブライダル総研では「同棲など多様な恋愛スタイルが認められるようになってきたことや、遠距離恋愛などのハードルが下がったこと、家同士で決められた結婚の減少により、交際期間を長く楽しむカップルが増えてきているのかもしれない」と分析している。
インターネットによる調査で、結婚をしている男女2000人が回答した。調査期間は2月16日から2月21日まで。
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