水道水を10点満点で評価すれば、何点ですか? 東京圏・大阪圏・中京圏に住んでいる人に聞いたところ、全体の平均は7.02点で、昨年(7.45点)を下回っていることが、ミツカン水の文化センターの調査で分かった。
居住地別でみると、中京圏が7.28点でトップ。次いで大阪圏が6.93点、東京圏が6.84点だった。東京圏の点数が低い理由として、ミツカン水の文化センターは「東京圏では東日本大震災以降、金町浄水場(葛飾区)で放射性物質が検出された話題や、今年に関東の一部で水道水からホルムアルデヒドが検出された問題などが影響したとも考えられる。また大阪圏、中京圏においてもこれらの報道による影響が要因になっているのかもしれない」としている。
ただ水道水に対する不満を聞いたところ、「特にない」(37.6%)が昨年(36.9%)に引き続きトップ。不満としては「水道水が高い」(30.3%)、「おいしくない」(23.7%)が上位にランクインした。
水を備蓄している人は52.3%
災害時の備えとして、水を備蓄している人はどのくらいいるのだろうか。全体の52.3%が「ミネラルウオーターを買い置きしておく」と回答した。特に東京圏では66.0%と高く、中京圏51.0%、大阪圏40.0%と、西側に行くほど「買い置き」率は低く“東高西低”の傾向がうかがえた。
一方「何もしていない」という人は35.4%で、一昨年(46.3%)、昨年(40.1%)から減少傾向にある。居住地別では、東京圏24.0%、中京圏36.0%、大阪圏46.2%と、こちらは“西高東低”という結果に。
インターネットによる調査で、東京圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)、大阪圏(大阪、兵庫、京都)、中京圏(愛知、三重、岐阜)に住む20代〜60代の男女1500人が回答した。調査期間は6月7日から14日まで。
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