「大人」になるのは辛い? 就職前の“プレオトナ”
就職する前の若者(プレオトナ)は、「大人」についてどのように考えているのだろうか。15〜20歳の男女に「大人」だと思う年齢を聞いたところ、全体平均は22.8歳だった。電通調べ。
就職する前の若者(プレオトナ)は、「大人」についてどのように考えているのだろうか。15〜20歳の男女に「大人」だと思う年齢を聞いたところ、全体の平均は22.8歳であることが、電通の調査で分かった。また「大人」だと思うステップは「社会人になったら」(39.1%)がトップ。次いで「20歳になったら」(30.2%)、「仕事が一人前にできるようになったら」(29.3%)と続いた。
プレオトナの64.1%は「大人になりたい」と回答。その一方で、84.8%が「大人になることは辛いことのほうが多い」と答えた。男女別でみると、女性のほうが「大人になりたくない」(39.8%)、「大人になるのは辛いことのほうが多い」(84.8%)とネガティブな回答が多かった。
「人間関係」を重視するあまり、気を遣う
人間関係についてどのように考えているのだろうか。プレオトナに聞いたところ「人間関係は重要」(85.1%)と考えながらも、「コミュニケーションの場では相当気を遣っている」(79.6%)ことが明らかに。
また「友だちの数は多くを求め」(56.7%)、「多くの人からの承認欲求も強い」(66.9%)傾向がうかがえた。この結果について、電通は「プレオトナたちのコミュニケーションする人数の広がりが、逆にコミュニケーション上での制約=気遣いにつながっているのではないか」としている。
携帯電話のアドレス帳に登録している人数は、平均で93.7人。友人の数は46.6人、一緒に遊びに行ける人数は15.1人、親友は6.1人という結果に。またネット上だけの友だちがいる人は43.1%だった。「携帯電話やネットは単なるツールにすぎず、リアルでの交友関係と切り分けられていることが読み取れた」(電通)
インターネットによる調査で、15〜20歳の就職前の男女540人が回答した。調査期間は7月13日から16日まで。
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