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コラム

Windows 8は何が新しく、何を終わらせるのか遠藤諭の「コンテンツ消費とデジタル」論(3/3 ページ)

2週間ほど前からWindows 8を触っている。よみがえるのは、17年前の「Windows 95」の時の感覚だ。Windows 8は洗練されていないOSかもしれない。しかしそこには、ここ5年の変化の結果である“何か”がある。

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電話型コミュニケーションの終焉

 「スマートデバイス」+「クラウドコンピューティング」+「ソーシャルメディア」という計算式の答えは何なのか? 20世紀を代表するメディアは、テレビと電話だろう。我々は、ようやく次の時代の端緒についたというのが本当なのだと思う。コンピューターをパーソナルメディア的に捉えるなら、100年ほど続いた電話型コミュニケーションの終焉ということだ。

 果たして、Windows 8だけで新しい時代が作られるわけでもないのだが、ネットやデジタル、さらには人やモノとの関係がどんなところに向かっているかをイメージさせるものとして世の中に提示されたことが大きい。Windows 95における「インターネット」にあたるものは、すでに我々の目の前にあるということを教えてくれる。これによって、世界は、また違った回転を始める可能性がある。

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