上司からの酒の誘い、20代の3割超が「断れない」
用事があっても人間関係の問題で、酒の誘いを断れないということはしばしばあるもの。上司からの酒の誘いを断れないという人は、20代では3割を超えていた。インテージ調べ。
仕事の後の一杯で、人間関係を円滑にする飲みニケーション。若者の酒離れということも言われているが、どのくらい行われているのだろうか。
インテージの調査によると、20〜59歳のビジネスパーソンに「最近3カ月間の仕事帰りに酒を飲みに行った頻度」を尋ねたところ、「週1回以上」が18.7%、「月1回以上」は35.3%と3人に1人以上となっていた。一方、「行っていない」の割合も32.9%と同程度で、特に30代以上で高くなっていた。
一緒にお酒を飲んだ人を聞くと、最も多かったのは「職場の同僚(同性、異性問わず)」で56.1%。以下、「職場の同僚(同性のみ)」が33.3%、「職場の上司」が32.6%、「会社、職場以外の友人・知人(同性のみ)」が31.8%、「会社、職場以外の友人・知人(同性、異性問わず)」が24.0%で続いた。
飲酒のスタート時間は「19時台」(49.2%)と「18時台」(34.1%)、飲酒時間は「2時間くらい」(45.4%)と「3時間くらい」(40.6%)が多数派だった。
上司からの酒の誘い、20代の3人に1人が「断れない」
酒を飲む理由を尋ねると、「コミュニケーションをとりたかったから」が54.9%とトップ。以下、「付き合いで、誘われたから」が46.9%、「会話、話を楽しみたかったから」が40.2%、「ストレスを解消したかったから」が28.9%、「気分転換したかったから」が27.6%で続いた。年代別に見ると、下の年代ほど「付き合いで、誘われたから」の割合が高くなっており、20代女性では70.7%に達していた。
ちなみに上司からの酒の誘いを「断ることができない」という割合は18.1%。特に20代では男女ともに30%以上が「断ることができない」と答えていた。
インターネットによる調査で、対象は20〜59歳のビジネスパーソン800人(男性400人、女性400人)。調査期間は8月7日から10日。
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