中途採用で求められる資格は?
中途採用ではどのような資格が求められるのだろうか。転職サービス「DODA(デューダ)」に寄せられた求人をもとに、企業がどの資格を求めているのかを調べた。その結果……。
中途採用の条件として資格が求められる求人はどのくらいあるのだろうか。転職サービス「DODA(デューダ)」に寄せられた求人をもとにその割合を調べたところ、資格が必須の求人は全体の15%、資格があれば尚可は8%、残りの77%は資格の有無を問うていないことが分かった。
一方、職務経験が求められる求人割合をみると、全体の85%は何らかの経験が必要で、経験不問の求人はわずか15%。中途採用においては、資格よりも経験を求める求人が多いことが明らかになった。
資格必須の求人が最も多い職種は「医療系の専門職」(37%)。次いで「建築/土木系の技術職」(36%)、「営業系」(33%)と続いた。「医療系や建築系の分野は、薬剤師やMR(医薬情報担当者)、建築士のように資格を持っていない人はその業務に就くことができない『業務独占資格』が多く、必然的に資格の保有が必須の求人が多くなる」(DODA)
中途採用で求められる資格
中途採用ではどのような資格が求められるのだろうか。最も多くの求人で必須条件とされている資格は「普通自動車免許第一種」で、1万5000件の求人のうち約1割の1568件で必須であることが分かった。顧客を訪問する営業職や、建設現場に足を運ぶことが多い建築/土木系は、自動車免許を必須とする求人が多い。
このほか「薬剤師」(239件)や「MR(医薬情報担当者)」(137件)、「臨床検査技師」(73件)など、医療系の資格が上位にランクイン。また「建築士一級」(80件)、「建築施工管理技士」(27件)など、建築系の資格はトップ20のうち12個を占めた。
関連記事
- 会社が大きくなって、手にしたモノ、失ったモノ
企業が巨大化している――。背景には「グローバル化に対応するため」といった狙いがあるのだが、こうした流れは私たちの生活にどのような影響を及ぼすのか。ジャーナリストの佐々木俊尚氏とアップルで働いてきた松井博氏が語り合った。 - 大企業の正社員、3割は会社を辞める
東日本大震災の発生以降、「今後どのように働いていけばいいのか」と考えるビジネスパーソンも多いのでは。ポスト大震災の働き方について、人気ブロガーのちきりんさんと人事コンサルタントの城繁幸さんが語り合った。 - ゆとり教育で育った世代は、本当に仕事ができないのか
「若手社員が思うように育たない。その原因は“ゆとり教育”にある」と思っている人もいるだろう。しかしこの考え方は、本当に正しいのだろうか。原因は学校教育にあるのではなく、バブル崩壊以降の働き方の変化にあるのかもしれない。 - NHKが、火災ホテルを「ラブホテル」と報じない理由
言葉を生業にしているマスコミだが、会社によってビミョーに違いがあることをご存じだろうか。その「裏」には、「華道」や「茶道」と同じく「報道」ならではの作法があるという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.