交際中の男女が一緒に住む「同棲」は、今はライフスタイルのひとつとして定着しているいるようだ。国立社会保障・人口問題研究所が行った調査によると、30代前半男女の約1割が「同棲経験がある」と回答している。ただ同棲経験者がどのような間取りに住んでいるかなど、詳しい情報は少ない。そこで不動産サイトの「オウチーノ」が、最近の同棲事情に迫った。
同棲経験のある男女に、同棲を始めた年齢を聞いたところ、男性の平均は26.8歳、女性は同25.1歳であることが分かった。女性のほうが男性よりもやや早く同棲を開始する傾向にあり、男女ともに社会人になって経済観念がつき、仕事にも慣れてきたと思われる時期に多いことがうかがえた。
家賃の負担率をみると、男性は家賃の73.6%を、女性は33.6%を負担しており、男性が多く負担する結果となった。男女ともに「対等な立場でいたい」「共働きだから」という理由から折半にしているケースもあったが、「家賃は男性が支払うもの」「男が養うもの」といった意見が目立った。
同棲時の間取りと理想の間取り
同棲経験者はどのような間取りで暮らしていたのだろうか。「ふたりで一部屋生活(1R、1K、1DK、1LDK)」派は54.9%と半数を超えた。ただ最も多かったのは「2DK」で26.7%いた。
理想の間取りを聞いたところ「ふたりで一部屋生活」派は16.9%と少数意見に転じ、2K以上(2K、2DK、2LDK)を理想とする人が70.6%。さらに3K以上(3K、2DK、3LDK)を理想とする人は26.4%と多く、理想と現実のギャップがうかがえた。
インターネットによる調査で、同棲経験のある男女337人が回答した。調査期間は9月14日から19日まで。
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