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コラム

それでもオスプレイは配備される――そう感じるワケ相場英雄の時事日想(3/3 ページ)

山口県の米軍岩国基地に一時駐機されているオスプレイ。日本国内での根強い反対論とは裏腹に、筆者の相場氏は「オスプレイが配備され、米軍が本格運用に踏み切る時期は極めて近い」とみている。その理由は……。

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 「日米はイコールパートナーの関係にある」――。

 歴代首相が訪米するたび、共同声明にこの文言が盛り込まれる。だが、表向きはそういうことになってはいても、米側は日本のことをイコールだとは決して思っていない。完全なる上から目線なのだ。

 「いつから独立国家になった?」というような露骨な発言は極端な例だとしても、根本的な立ち位置に関し、米国側が態度を変えることはないのだ。

 本音を言えば、安全性に疑問が残るオスプレイを配備することに私は反対だ。だが、我々一人ひとりの感情とは別の次元、日米交渉の場では、既に結論は得られている。

 この決定が覆ることは、長年の日米交渉の結果をみれば明らかだ。まして日本の政治は“政局”に終始しており、タフな交渉を政治家主導で行う環境にない。基地周辺の住民感情はまたもや踏みにじられる公算が高いと言わざるをえない。

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