旅行してでも行きたい祭り、トップは「祇園祭」
さまざまな地域で開催される祭り。歴史のある祭りや数十万人の観光客を集める祭りもあるが、どんな祭りの人気が高いのだろうか。ロイヤリティ マーケティング調べ。
参加者は非日常空間を楽しめ、地域のつながりを強めることもできる祭り。歴史のある祭りは多くあるが、どんな祭りが人気なのだろうか。
ロイヤリティ マーケティングの調査によると、全国の男女に「知っている祭り」を尋ねたところ、青森県青森市の「青森ねぶた祭り(8月)」(87.7%)や北海道札幌市の「さっぽろ雪まつり(2月)」(85.6%)、京都府京都市の「祇園祭(7月)」(82.4%)が上位だった。
北海道札幌市の「YOSAKOIソーラン祭り(6月)」(49.7%)や東京都台東区の「浅草サンバカーニバル(8月)」(44.4%)も始まってからまだ数十年だが、ある程度の知名度を得ているようだ。
「旅行してでも行きたい祭り」を聞くと、トップは「祇園祭」。以下、「青森ねぶた祭」、「さっぽろ雪まつり」、徳島県の「阿波おどり(8月)」、宮城県の「仙台七夕まつり(8月)」と知名度上位の祭りがこちらでも目立っていた。
また、多くの祭りでは開催地や近隣県在住者からの人気が高かったが、4位の「阿波おどり」は徳島県の近隣県より兵庫県の割合が高くなっていた。
祭りに求めるのは美しさや迫力
「祭りに求めること」を尋ねると、「美しさ、華麗さ、優雅さを感じられること」(57.6%)や「壮大さ、迫力が感じられること」(56.0%)が半数を超えた。以下、「地元のおいしい食材が食べられること」が49.2%、「歴史、文化、伝統を学ぶことができること」が42.1%、「安全で治安が良いこと」が35.6%で続いた。
ロイヤリティ マーケティングでは「美しさや迫力など、現場での体験を求めて、祭りに駆り立てられるようだ」とコメントしている。
インターネットによる調査で、対象は全国の男女3000人(男性1500人、女性1500人)。調査期間は8月31日から9月5日。
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