1日500件の英語ニュースを読むための5つの方法(3/3 ページ)
最新の知識を得るためには、日本語だけでなく英語での情報にも目を通しておく必要がある。英語が得意ではなかった筆者が1日500件の英語ニュースを読むために編み出した5つの方法を紹介する。
5.英語速読ツールをインストールする
そして、最後にとっておきのプレゼントがある。その名も「readfa.st」。このツールは自分が読みたい英語の記事をクリッピングして、「強制的に」早く読むことができるサービスだ。
ユーザー登録をしてあなたの現状の読書速度を測定してみよう。読書速度の目安は、おおむね以下の通りである。
- 普通の音読のスピード……150wpm
- 超早口の人の音読スピード……250wpm
- 通常の読書スピード……300wpm
- 早い人の読書スピード……1000wpm
このツールがすごいのは、英語の記事を自在にスピードを変えて読むことができる点だ。これで強制的に自分の読書スピードを上げていけるのだ。
このツールを使って、自分の読書スピードの2倍を目指してみよう。そして、次は3倍を目指す。理想的な読書スピードは、「かろうじて単語を目で追える」スピードである。この段階では、意味が理解できなくても構わない。
僕は毎日、以下のようにして英語のニュースを読んでいる。
1.RSSリーダーで読みたい英語の記事を見つける
2.Readfa.stで超高速リーディング(意味は分からなくていい)
3.元の記事に戻って流し読みをする(頭の中で音読をしないように。あくまで流し読み。つまみ読み)
僕は通常の読書スピードは500wpmだが、このReadfa.stで強制的に1500wpmにして読む。その後、記事を普通に読むのだが、一度、単語を目で追っているため、ずっとずっと読むスピードが上がることに気付く。
まとめ:英語ニュースを速読する秘けつとは
- RSSリーダーを使った高速読みをマスターする
- 頭の中での「音読」が英語速読の最大の敵と理解する。
- Readfa.stを使って、強制的に英語を速読する
どうだろう? 挑戦してみたくなっただろうか? 自分には無理だと思った人、絶対にあきらめないでほしい。英語の速読は、誰でもが身につけることのできるテクニックだ。
僕も英語がもともと得意だったというわけではない。帰国子女でもないので、社会人になった時は、英語がまったくしゃべれなかった。今の英語力は、すべて必要に迫られて努力して身につけた能力である。
今回、介したテクニックは、僕が色々な勉強法を試行錯誤してもっとも効果が高いと思ったテクニックばかりである。要領の良い人なら2〜3カ月、そうでない人でも半年くらい頑張れば、英語の情報収集力を急激に向上させることができる。この情報収集術をマスターできれば、どんな分野でも3カ月から半年程度で専門家になることができる。海外で活躍したい人、海外情報を使ってビジネスチャンスを探したい人は、ぜひ試して見てほしい。(宗像淳)
Copyright (c) INSIGHT NOW! All Rights Reserved.
関連記事
ビジネスで使うと危ない(?)6つの英語の慣用句
日本語でも活用されることがある、英語の慣用句。しかし、ネイティブからすると、違和感を覚えるものもあるようです。今回はそんなビジネスで気軽に使うと危ない英語の慣用句を紹介します。
英語での交渉で気を付けたい7つのポイント
グローバル化が進む日本経済。外国でだけでなく、日本国内で外資系企業を相手に営業する場合でも、英語を使うことは少なくないでしょう。外国人エグゼクティブへの営業経験が豊富なラース・レイフィールドさんが、その時に注意したいポイントを解説してくれました。
母国語へ訳し、文法を学ぶ勉強法は学習速度を遅くする――米Rosetta Stone CEOインタビュー
徐々に広まりつつある、コンピュータを通した語学学習法。現在、語学学習ソフトの販売で急成長している米Rosetta Stoneのトム・アダムスCEOとマイク・ファルカーソン技術・研究開発担当上級副社長に語学学習のメソッドについて尋ねた。
