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ノーベル賞を受賞した山中教授の自伝を発売、講談社
講談社は10月10日、ノーベル賞を受賞した京都大iPS細胞研究所長・山中伸弥教授の自伝を発売する。本のタイトルは『山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた』で、価格は1260円。
ノーベル医学生理学賞の受賞が決まった京都大iPS細胞研究所長・山中伸弥教授の自伝が発売される。本のタイトルは『山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた』(山中伸弥著、講談社)で、挫折と再起を繰り返した研究人生とiPS細胞のことがまとめられている。発売日は10月10日で、価格は1260円。
神戸大医学部を卒業した山中さんは、大阪市大の医局を経て、国立大阪病院整形外科(現国立病院機構大阪医療センター)で研修医に。しかし指導医からは「お前は邪魔、ジャマナカや」と呼ばれていたという。本の中でも『「ジャマナカ」と蔑まれた研修医時代』について触れられており、エピソードをまじえながら山中氏の研究人生が綴られている。
本の主な内容は以下の通り。
- 父は町工場の経営者
- 「ジャマナカ」と蔑まれた研修医時代
- 臨床医としての限界を感じて
- 研究の虜になって
- 求人広告に手当たり次第応募
- 負けがわかっている勝負はしたくなかった
- 理論的に可能なことは実現する
- 「長期目標」と「短期目標」の二本立て
- 再生医療の可能性
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