SNSがきっかけで恋人とケンカしたことがある――23.2%
気軽にコミュニケーションがとれるSNS。便利な一方、恋人とつながるといろいろと面倒なこともあるようだ。電通パブリックリレーションズ調べ。
生活に欠かせない存在となっている人も多いソーシャルメディア。さまざまな人とつながれ気軽にコミュニケーションがとれる一方、トラブルも起こりがちだ。
電通パブリックリレーションズの調査によると、15〜39歳の男女に「SNS上でどんな人とつながっていますか?」と尋ねたところ、最も多かったのは「友達」で95.3%。以下、「学校の先輩や後輩」が47.6%、「彼氏や彼女」が35.1%、「会社の同僚」が33.5%、「家族(親・兄弟・姉妹など)」が23.8%、「元カレや元カノ」が21.1%で続いた。
男女別に見ると、男性は「会社の同僚」「仕事上の関係者(顧客・取引先など)」「上司」「部下」など仕事のつながりが多かった一方、女性は「家族」「学校の先生」の割合が高かった。
「彼女がいないとプロフィールに書いていてケンカになった」
彼氏や彼女とつながっている人も少なくないようだが、「SNS上で彼氏・彼女とつながっていて良かったこと」を聞くと、「一緒にいなくても何をしているか分かる/近況が分かる」が断トツ。以下、「連絡がとりやすい」「話題を分かりあえる/情報を共有できる」「昔の友人・連絡がとれなかった人と連絡がとれた/交流できた」が続いた。
逆に「SNS上で彼氏・彼女とつながっていて悪かったこと」では、「知りたくないことも知られてしまう/知りたくないことまで知ってしまう」がトップ。以下、「浮気・嘘・秘密がばれた/ばれやすい」「自由に書けない・本音を言えない」「面倒・うざい」が続いた。
ちなみにSNS上の発言や行動がきっかけで彼氏や彼女とケンカしたり、関係が悪くなったことがある割合は23.2%と、ほぼ4人に1人。特に29歳以下の社会人で高くなっているようだ。
彼氏や彼女とのSNSでの具体的なエピソードを聞くと、「男友達をすごく大事にしているのが読み取れて、この人で良かったなあと思った」(女性22歳)、「いつも一緒にいるのに、あえて“いいね”をつけてくれたり、うれしいコメントを書いてくれるので、周りから素敵な彼氏と言われ、鼻が高い」(女性34歳)、「プロフィール情報に彼女がいるのにいないと記述していて、ケンカになったことがある」(男性32歳)といった声があった。
インターネットによる調査で、対象はソーシャルメディアを利用している15〜39歳の独身男女555人(男性266人、女性289人)。調査期間は8月22日から29日。
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