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小泉進次郎はできる「若いやつ」か?伊吹太歩の世界の歩き方(3/4 ページ)

米政府高官もイラつく日本政界。来日した米国務次官補は、首相や大臣がコロコロ変わる日本政治はまるで「回転ドア」のようだといった。もはや次の世代に期待するしかない。

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日本の首脳にはビジョンが欠けている

 それ以上に深刻なことがある。日本の首脳にはビジョンが欠けている。例えば今、野田首相が世界の中でこの国をどう位置付けたいのか答えられる人がどれほどいるのだろうか。世界において日本は一体どこに向かっているのか。世界第2の経済大国から3位に転落した日本は、巻き返しをかけるのか、その流れに身を任せるだけなのか。政府は教えてくれない。

 もはや次の世代に期待するしかないのだろう。先日辞任を発表した東京都の石原慎太郎知事は、「若いやつしっかりしろよ」と会見で語ったが、彼にしてみれば野田や前原誠司国家戦略担当相、細野豪志政調会長の世代も「若いやつ」ということになるのだろう。

 でも、そうした「若いやつ」にも期待できない。となれば、それよりもさらに若い政治家に期待するしかない。では若手のホープといえば誰か。今、日本政界で若手として期待度が高いのは、何といっても自民党の小泉進次郎議員だろう。

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