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失業の不安を感じている人は38.1%――依然として高い水準
民間企業で働いていて、失業の不安を感じている人はどのくらいいるのだろうか。20歳以上の男女に聞いたところ、「今後1年間に失業する不安を感じている」と答えたのは38.1%だった。連合総研調べ。
あなたは今後1年間に失業する不安を感じていますか? 民間企業で働く男女に聞いたところ「不安を感じる」と答えたのは38.1%。前回調査(2012年4月)から横ばいで、失業不安を感じている割合は相変わらず高い水準で推移していることが、連合総研の調査で分かった。
1年前に比べて給料が増えたという人は23.7%。緩やかな増加傾向にあるが、依然として「減った」(31.6%)を下回っており、賃金の回復はうかがえない。また1年後の見通しについても聞いたところ「増える」と答えた人は16.2%に対し、「減る」が26.3%。特に非正社員では男女ともに、正社員に比べて「増える」と答えた人が少なく、その一方で「分からない」が多かった。非正社員の間で、先行きに対する不透明感が強まっていることが考えられる。
残業手当について
残業手当がもらえるはずなのに、支給されなかったという人はどのくらいいるのだろうか。今年9月に残業を行い、支給される立場の人に聞いたところ、35.3%が「賃金不払い残業がある」と答えた。不払い残業時間の平均は21.3時間。残業手当をすべて支払われた人は46.9%に対し、全く支払われなかったのは6.3%だった。
インターネットによる調査で、首都圏または関西圏に住む20〜64歳の男女2000人が回答した。調査期間は10月1日から6日まで。
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