睡眠の満足度、0時以降の就寝で大きく悪化
人間の生活で多くの時間を占める睡眠。就寝時間が0時より前か後かで、睡眠時間の満足度は大きく変化するようだ。エルネット調べ。
人間の生活で多くの時間を占める睡眠。しっかりと休息するためには、どのようにとればいいのだろうか。
エルネットの調査によると、「直近1カ月間で就寝することの多かった時間帯」を尋ねたところ、最も多かったのは「0時台」で31.6%。以下、「23時台」が23.4%、「1時台」が20.1%、「2時以降」が12.6%、「23時以前」が12.4%で続いた。
男女別に見るとほとんど差はなかったが、年代別に見ると上の年代ほど早い時間に寝る傾向にあった。
「直近1カ月で起床することの多い時間帯」を聞くと、最も多かったのは「6時〜6時29分」で22.3%。以下、「6時以前」が21.8%、「6時30分〜6時59分」が19.3%、「7時〜7時29分」が17.1%、「8時以降」が10.0%、「7時30分〜7時59分」が9.4%で続いた。
男女別に見ると女性より男性の方が早く起きる傾向にあり、年代別に見ると上の年代ほど早く寝る傾向にあったが、「8時以降」に起きる割合は50代以上が最も高くなっており2極分化が進んでいるようだ。
就寝が0時より前か後かで大きな差
「睡眠時間の充足度」を尋ねると、「足りている(十分足りている+足りている)」は25.2%と、「不足している(不足している+かなり不足している)」の51.8%を大きく下回った。
就寝時間帯別に見ると、23時以前に就寝する人で「不足している」は22.8%だったが、就寝時間が遅くなるほど割合は高くなっており、2時以降に就寝する人では73.8%にもなっていた。
エルネットでは「就寝時間帯別に睡眠時間が不足していると感じる人の割合を見た場合、23時台から0時台にかけてが最も差が大きく22.2ポイント。次に差の大きかった23時より前から23時台にかけては12.7ポイントなので、0時までに就寝するのが良いようだ」と分析している。
インターネットによる調査で、対象は全国の宅ふぁいるユーザー男女637人。調査期間は9月3日から30日。
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