大学生の3人に2人は「おひとりさま行動でもさびしくない」、その理由は?
大学生におひとりさま行動の経験を聞くと、「ひとり牛丼」は半数を超え、「ひとりラーメン」や「ひとり学食」、「ひとりファミレス」も3人に1人以上だった。東京広告協会調べ。
携帯電話やSNSが普及している中で育ってきた現代の大学生。友達との関係はどのようになっているのだろうか。
東京広告協会の調査によると、大学生に「親友と呼べる友達はいますか?」と尋ねたところ、「いる」が89.9%と「いない」の10.1%を大きく上回った。親友がいる人にその人数を聞くと、平均は4.97人だった。
さらに「最近1年間で友達とケンカ(口論を含む)をしたことがありますか」と尋ねると、「ない(あまりない+まったくない)」が72.5%と、「ある(よくある+たまにある)」の27.5%を上回った。東京広告協会では「親友はいるものの、なるべくもめごとは避け、ある一定の距離感を保って友人関係を構築していることがうかがえる」と分析している。
おひとりさま行動でもさびしくない理由は?
友達などと一緒ではなく、自分一人での行動はどの程度行っているのだろうか。さまざまなおひとりさま行動についての経験を聞くと、「ひとり牛丼」は53.6%と半数を超えた。また、「ひとりラーメン」(48.4%)や「ひとり学食」(43.6%)、「ひとりファミレス」(40.3%)も3人に1人以上に経験があった。一方、「ひとり焼肉」(2.9%)や「ひとり遊園地」(1.9%)はそれほど多くないようだ。
おひとりさま行動の経験率は94%にものぼり、おひとりさま行動でもさびしいと感じない人は67.3%。その理由としては、「携帯電話、スマホなどがそばにあるから」(61.5%)や「自分と同じようなおひとりさまをみかけるから」(55.1%)、「SNSを通じて友人の状況などを把握できるから」(40.5%)などの割合が高かった。
「スマホでSNSを開くことで、友人と常につながっている感をバーチャルに得ていることが、『おひとりさま』行動を加速させていることと考えられる」(東京広告協会)。
調査対象は首都圏の大学(駒澤大学、上智大学、専修大学、東洋大学、日本大学)に在籍する大学生1〜4年生の男女。調査期間は7月17日から31日。
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