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Pontaカードのデータを使って、どんな商品が生まれたのか:仕事をしたら“お客の顔”が見えてきた(3)(5/5 ページ)
Pontaカードのデータを使って、ローソンではさまざまなことを行っている。その1つが、商品開発だ。カードデータからお客の嗜好を分析して、どんな商品が誕生したのだろうか。
土肥:いまもカードデータの精度を高めていると思うのですが、現在はどのくらいのことが分かっているのでしょうか?
倉持:3〜4割くらいといったところでしょうか。まだまだお客さまの顔が見えていない部分がたくさんあります。例えば、終電間際の時間帯に、コンビニに駆け込んでいる人をよく見かけますよね。お弁当を手にとって、じっと見ている。「このお弁当を買おうか、どうしようか」と迷われているかと思うのですが、よく見ると棚にはその1つしか残っていない……。
このような経験をされた人も多いのではないでしょうか。でもカードデータをうまく活用すれば、そうしたケースも減っていくと思います。お弁当が1つしか残っていない……それを買うかどうかで迷うより、4〜5種類あってその中から何を買うかで迷う。後者の迷いは、お客さまの満足度を高めることにつながりますので、私たちとしてはカードデータの精度をもっともっと高めていかなければいけません。
土肥:倉持さんのお話を聞いて、カードデータは企業にとって貴重な“財産”であることがよく分かりました。またデータは日々蓄積されていて、それをうまく使いこなせば新しい市場ができるかもしれないということですね。未来のコンビニの姿がちょっと楽しみになりました。
(終わり)
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