冬のボーナスの使い道、日並びの関係で海外旅行が増加
支給された人も増えてきた冬のボーナス。使い道を聞くと、日並びの関係で「海外旅行」の割合が増加していた。MM総研調べ。
ビジネスパーソンにとって気になる冬のボーナス。支給される人はどのような使い道を考えているのだろうか。
MM総研の調査によると、就業者に「冬のボーナスの増減率」を尋ねたところ、「減少」が16.2%と「増加」の8.1%を上回った。ただ、全体的には「横ばい」が41.0%と最も多く、「今年も昨年も支給されない」も25.6%いた。
冬のボーナスの使い道は
冬のボーナスの使い道では、「貯蓄・運用」が60.7%と最も多く、「商品・サービスの購入」が36.9%、「ローンなどの支払い」が24.2%で続いた。
「商品・サービスの購入」で具体的に何を買うか聞くと、「ITデジタル家電」(35.6%)や「国内旅行」(30.1%)、「衣類・服飾品」(29.7%)、「外食」(19.6%)、「キッチン家電、生活家電」「海外旅行」(それぞれ11.8%)が上位。前年調査と比較すると、「海外旅行」が3.0ポイント増だった一方、「衣類・服飾品」は5.7ポイント減、「外食」は9.1ポイント減となっていた。
MM総研では「2013年1月4日に休みをとれば9連休となり暦の並びが良くなることなど、例年に比べて長期休暇がとりやすい傾向にあることが、海外旅行意向の増加につながった」とコメントしている。
最も多かった「ITデジタル家電」の内容を尋ねると、トップは「PC」で12.7%。以下、「スマートフォン」が8.2%、「タブレット端末、電子書籍端末」が6.2%、「デジタルカメラ」が4.2%、「薄型テレビ」が3.9%で続いた。前年調査と比較すると、「スマートフォン」が4.8ポイント増、「タブレット端末、電子書籍端末」が4.1ポイント増となった一方、「薄型テレビ」は2.5ポイント減だった。
インターネットによる調査で、対象は20代以上の就業者男女1150人。調査期間は11月29日から2日。
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