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どうなっているの? ネット広告の今と未来これからのことがよく分かるコラム(2/4 ページ)

ネット広告といえば「検索連動広告」が市場を引っ張ってきましたが、最近は「バナー広告」が注目を浴びています。「ちょっと古いなあ」と思うかもしれませんが、バナー広告が再燃している背景に迫ってみました。

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リアルタイムビッディングが登場

 下の図をご覧ください。DSP(デマンドサイドプラットフォーム)という入札するためのプラットフォームを活用して、多くの広告主がさまざまな広告キャンペーンを配信しています。

 先ほど見ていただいたプラットフォームの画面で、どのようなターゲットが効果がよいかを把握し、いくらで広告を表示すべきか? 入札金額をプラットフォームが計算し、入札をリアルタイムに行っているのです。

 ターゲティング技術が発達し、広告の購入方法が変わってきたことによって「このターゲットに1回広告を見せるのに1円」といった細かい買い方ができるようになりました。例えばニンジンを「3本200円」で販売するよりも、バラ売りにして「1本100円」で販売していくようなものですね。1本当たりの単価は少し高くなりますが、3本も食べない消費者からすると“お得”ですよね。

 このように効率的な広告の買い方が実現できるようになったことで、ディスプレイ広告市場が拡大しているのです。日本ではまだまだリアルタイムビッディングで取引されている広告量は少ないのですが、あなたのPCや携帯電話などの画面へ広告を表示するために多くの広告主が競い合っている――これからはそんな時代になろうとしているのです。

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