新成人が考える自分の未来、「明るい」と「暗い」が拮抗
バブル崩壊後の1992〜1993年に生まれた今年の新成人たち。自分の未来について、「明るい」と思っている人と「暗い」と思っている人が半々に分かれた。マクロミル調べ。
1月14日は成人の日。バブル崩壊後の1992〜1993年に生まれた今年の新成人たちは、どのような未来を描いているのだろうか。
マクロミルの調査によると、新成人に「20歳になってうれしいと思うこと」を尋ねたところ、トップは「お酒が飲める」で49.8%。以下、「選挙で投票できる」が35.4%、「一人前の大人として見てもらえる」が23.4%、「成人式に出ることができる」が17.8%、「親の同意なしにクレジットカードを持つことができる」が14.0%で続いた。
男女別に見ると、男性では「選挙で投票できる」が41%と女性より12ポイント高く、女性では「お酒が飲める」が55%と男性より11ポイント高くなっていた。
自分の未来は明るい?
「自分の未来についての考え」を聞くと、「明るいと思う(どちらかといえば含む)」が51.2%と、「暗いと思う(どちらかといえば含む)」の48.8%と拮抗(きっこう)。前年調査と比較すると、「明るいと思う」は14ポイントも減少していた。
明るいと思う理由では「さまざまなことに興味関心を持ち続けていれば、人生はすばらしいものになると思っているから」「就職も決まっており、優しい恋人や友達や家族に囲まれているから。毎日幸せだと感じているから」、暗いと思う理由では「将来自分に合った仕事につけるかと思うと不安だから」「現在の社会が暗いと思うし、これからも暗いままだと思うから。経済面でも今の日本では未来がなさそうだから」などが挙がった。
「将来希望する職業」では、「公務員」がトップで22.2%。以下、「会社員(技術系)」が11.4%、「会社員(サービス系)」が8.0%、「会社員(事務系)」が5.1%で続いた。一方、「分からない」も31.9%もいた。
また、将来就きたい仕事が決まっている人のうち、「就職に不安を感じている」は78.1%と、「就職に不安を感じていない」の21.9%を大きく上回った。不安に感じる理由では「先輩たちの苦戦を見ているから」「就職率が低いから」「自分に自信がないから」といった声があった。
インターネットによる調査で、対象は1992〜1993年生まれで2013年成人式の参加対象となる男女500人(男性250人、女性250人)。調査期間は2012年12月20日と21日。
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