通勤電車の中で「このまま鉄旅に出たいなあ」と思ったことありますか
通勤・通学中の電車の中で、ふと「このまま鉄旅に出たいなあ」と感じたことがある人はどのくらいいるのだろうか。全国の男女に聞いた。鉄旅オブザイヤー実行委員会調べ。
通勤・通学中の電車の中で、ふと「このまま鉄旅に出たいなあ」と感じたことがある人はどのくらいいるのだろうか。全国の男女に聞いたところ、全体の75%は「ふと出かけたくなる」と回答。男女別にみると、男性(72%)よりも女性(79%)のほうが多いことが、鉄旅オブザイヤー実行委員会の調査で分かった。
ふと鉄旅に出たくなる瞬間を聞いたところ「天気の良いとき」(53.8%)が断トツ。次いで「旅行の広告やニュースを見たとき」(24.6%)、「路線図を見て」(20.1%)、「長距離列車とすれ違ったとき」(19.5%)と続いた。
人生で初めて降りた駅
この1年で「人生で初めて降りた駅がある」という人はどのくらいいるのだろうか。鉄道旅行好きな人に聞いたところ「旅行先として、初めて降りた駅がある」(60.7%)と答えた人が最も多く、男女別にみると、男性58.0%に対し、女性は63.8%。次いで「休日のレジャーやイベントで降りた」(48.7%)が、男性46.1%に対し、女性は51.6%。女性の旅行・レジャーに対する開拓機会の多さがうかがえた。ちなみに「乗り過ごして/間違えて」という人は13.1%だった。
昨年復元した東京駅が話題になっているが、形がカワイイまたはカッコイイと思う駅舎はありますか? 鉄道会社や旅行代理店、地方自治体の観光課などで働く人(90人)に聞いたところJR九州鹿児島本線の「門司港」駅を挙げる人が目立った。その理由として「存在感の大きさといえば『門司港』駅にかなう駅はないと思う。駅だけでなく駅前も歴史保存地区だし、九州鉄道記念館もあるから」(旅行代理店勤務)、「始発、終着のホームがいい。新しい駅は機能的な駅ビルになる寂しさがある」(旅行代理店勤務)といった声があった。
このほかJR東日本五能線の「木造」駅、JR日光線の「日光」駅を挙げる人も多かった。
インターネットによる調査で、20歳以上の男女1196人と鉄道旅行好きの男女300人が回答した。調査期間は2012年12月19日から20日まで。
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