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コラム

つば九郎だけじゃない! スワローズが展開するPR戦略(3/3 ページ)

今冬、マスコットキャラクターのつば九郎がフリーエージェント宣言したことで話題となった東京ヤクルトスワローズ。人気球団や地方球団の間で埋もれかねない状況を打破するため、さまざまなPR戦略を行っているようだ。

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スワローズの広報・PR活動から考える企業のコミュニケーション活動

 今回聞いた話を一般企業に当てはめると、次のようなことが言えると考える。

  • 既存メディア(スポーツニュース、スポーツ新聞、試合中継など)だけで考えるのではなく、幅広くコミュニケーションチャネル(Web、SNSなど)を検討・開拓する
  • 事業(野球)はもちろん、事業以外のコンテンツ(マスコットキャラクターなど)も含めて多面的に展開することで認知獲得・関心喚起を促進し、事業へ結び付けていく
  • 大手・競合(人気球団・地方球団)と同じことをやるのではなく、自社(スワローズ)が勝機を見いだせるやり方を考える
  • 施策を個別で考えるのではなく、連動させる仕組みを作ることで、最大限の効果を創出する
※カッコ内はスワローズの場合。

 そして、最後に加藤氏はこのように締めくくってくれた。

 「実際のところ、私たちも最初から今日お話ししたようなことを考えていたわけではなく、試行錯誤しながら今のやり方にたどり着いたというのが正直なところです。まずはやってみる、そしてやりながら考える。そういう柔軟な姿勢が大事だと思います」

 球春はもうすぐそこまで来ている。(小槻博文)

 →小槻博文氏のバックナンバー

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