日本人の8割が、「自分の経済状況は悪い」――21カ国で最も多い
自分の国の経済状況が「悪い」と思っている人はどのくらいいるのだろうか。21カ国の人に聞いたところ「悪い」と答えたのは、「スペイン」が最も多く、次いで「日本」「イタリア」と続いた。カンター・ジャパン調べ。
自分の国の経済状況が「悪い」と思っている人はどのくらいいるのだろうか。21カ国※の人に聞いたところ「悪い(非常にを含む)」と答えたのは「スペイン」(98%)が最も多く、次いで「日本」(94%)、「イタリア」(93%)であることが、カンター・ジャパンの調査で分かった。
また自分(私)の経済状況についても聞いたところ「悪い(非常にを含む)」と答えたのは「日本」(81%)がトップ。この質問に対し、2010年の調査では85%、2011年では81%と継続して8割を超えている。この結果について、カンター・ジャパンは「日本人が自分の経済状況になかなか楽観的になれない様子がうかがえる」とした。
一方「スペイン」(63%)や「イタリア」(60%)では自国の経済状況は悪いと感じながらも、自分の状況について「悪い」と感じている人は60%ほどにとどまった。
また経済が成長している「中国」(23%)や「インド」(14%)では、自分の経済状況が悪いと感じている人は少なかった。
ストレスを感じている日本人は65%
あなたは現在、ストレスを感じていますか? この質問に対し「はい」と答えたのは「日本」(65%)がトップ。次いで「米国」(51%)、「中国」「イタリア」(いずれも49%)、「スペイン」(42%)、「インド」(33%)という結果に。
同じ質問を時系列でみると2010年から2012年にかけて、日本人でストレスを感じている人は増加(2010年56%→2012年65%)。これは日本だけに見られる現象ではなく、世界的に増加傾向にある。
インターネットによる調査で、21カ国に住む16歳以上の男女2万1000人が回答した。調査時期は2012年3月から5月まで。
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