若手ビジネスパーソンの過半数、英語学習に使ってもいい費用は5000円以下
楽天やユニクロなどが社内英語公用語化を掲げたことなどから、注目が集まっている英語学習。しかし、若手ビジネスパーソンは英語学習にそれほどお金をかけたくないようだ。バリューコマース調べ。
楽天やユニクロなどが社内英語公用語化を掲げたことなどから、注目が集まっている英語学習。若手ビジネスパーソンたちは、どのようにとらえているのだろうか。
バリューコマースの調査によると、25〜35歳の男女ビジネスパーソンに「どのような理由や目的のために英会話を学びたいと考えていますか?」と尋ねたところ、「趣味・自己啓発」(65.1%)や「旅行」(56.4%)が上位だった。
3位以下は大きく離れており、「資格対策(TOEIC、TOEFL、英検など)」が27.8%、「転職対策」が27.4%、「国内での業務」が24.0%、「友人や家族とのコミュニケーション」が22.8%、「海外赴任・海外出張」が21.5%で続いた。全体的に仕事よりプライベートで英会話を活用したいという人が多いようだ。
「英語学習に使ってもいいと思う月額費用」を聞くと、最も多かったのは「3000〜5000円」で24.5%。以下、「2000〜3000円」が17.7%、「5000〜7000円」「7000〜1万円」がそれぞれ14.3%、「1000〜2000円」が9.0%で続いた。
「5000円以下」が58.7%、「1万円以下」だと87.3%で、バリューコマースでは「毎月、英会話学校やスクールに通うには厳しい金額となっている」とコメントしている。
インターネットによる調査で、対象は25〜35歳の男女ビジネスパーソン400人(男性280人、女性120人)。調査期間は2012年11月29日と30日。
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