ニュース
2013年の賃上げは「5063円」の見通し――夏のボーナスは?
2013年の賃上げはどのくらいになりそうですか? 上場企業の人事担当者や労働組合の委員長などに、東証1部・2部クラスの企業を目安に聞いた。労務行政研究所調べ。
2013年の賃上げはどのくらいになりそうですか? 上場企業の人事担当者や労働組合の委員長などに、東証1部・2部クラスの企業を目安に聞いたところ、平均金額は5063円(1.64%)であることが、労務行政研究所の調査で分かった。厚生労働省の調べるによると、主要企業の2012年賃上げ実績は5400円であり、これを337円を下回る予測。賃上げに対して、全体的に厳しい見方をしていることが浮き彫りになった。
少し気が早いような気もするが、夏のボーナスはどのくらい支給されるのだろうか。労働側・経営側ともに、2012年夏のボーナスと比べて「同程度」が5〜6割を占める結果に。経営側では「増加する」が7.7%、「減少する」が28.0%。一方の労働側で「増加する」は19.0%、「減少する」が23.8%だった。
「現在、為替レートは円安傾向にあり、政府による経済対策、日銀の追加金融緩和が打ち出されているものの、長期にわたる円高・デフレ不況、欧州債務危機や中国の景気減速といったさまざまな要因から景気は弱含みで推移しており、ボーナスについても昨年と『同程度』または『減少』とするところが多くなったようだ」(労務行政研究所)
東証1部・2部上場企業の労働組合の委員長と人事担当者、労働経済分野の専門家など507人が回答した。調査期間は2012年12月10日から2013年1月16日まで。
関連記事
- 平均年収、最も高い業種は――DODA調べ
他人の給与は気になるものだが、実際のところどのくらいもらっているのだろうか。転職サイト「DODA(デューダ)」に登録しているビジネスパーソンのデータを基に、業種別の平均年収を調べた。 - 大企業の正社員、3割は会社を辞める
東日本大震災の発生以降、「今後どのように働いていけばいいのか」と考えるビジネスパーソンも多いのでは。ポスト大震災の働き方について、人気ブロガーのちきりんさんと人事コンサルタントの城繁幸さんが語り合った。 - どうすればいいのか? 年収300万円時代がやって来る
景気低迷などの影響を受け、会社員の給料が下がり続けている。低年収時代に会社員はどのように生きていけばいいのだろうか。この問題について、人事コンサルタントの城繁幸さんとフリーライターの赤木智弘さんが語り合った。 - 原稿を編集者になくされた赤塚不二夫のひとこと
赤塚不二夫の原稿をなくしてしまった編集者。しかし、翌日には原稿を印刷所に渡さなければなりません。大変な状況にもかかわらず、赤塚不二夫はまったく怒ることなく「ネームがあるからまた描ける」と言い、さらに何と言ったのでしょうか? - 「転職は当たり前の時代」は本当か――転職についてシリアスに考えてみる
あなたは転職経験者ですか? キャリアコンサルタントは「転職を考えない社会人がいることに驚く」などと言いますが、実際のところはどうなのでしょう。今回は、転職について考えます。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.