学生の平均エントリー社数、前年をやや上回る45.2社
2014年3月卒業予定の学生の1月中旬時点でのエントリー社数は、平均45.2社と前年の42.4社をやや上回った。ただ、就活サイトオープンが12月1日からとなったため、70社ほどだった一昨年よりは大きく数を減らしているようだ。エン・ジャパン調べ。
年が明けて本格的に始まった就職活動。学生たちの状況はどのようになっているのだろうか。
エン・ジャパンの調査によると、2014年3月卒業予定の学生に1月中旬時点でのエントリー社数を尋ねると、平均45.2社と前年の42.4社をやや上回った。ただし、70社ほどだった一昨年よりは大きく数を減らしており、2011年から就活サイトオープンが2カ月後ろ倒しの12月1日となったことが影響しているようだ。
文理別に見ると、文系男性が46.7社、文系女性が47.4社、理系男性が36.3社、理系女性が39.5社と文系の方が10社ほど多くなっていた。
働く理由は?
「働く理由」を聞くと、トップは「人並みの生活をするため」で25.8%。以下、「自分の成長のため」が21.3%、「自分の目標や夢を実現するため」が17.4%、「誰かの役に立つため」が13.5%、「たくさんのお金を稼ぐため」が9.3%で続いた。「特に理由を考えたことはない」という人も4.0%いた。
具体的には「社会に出てからも親の援助を受けるわけにはいかないので、自分で生活していくためのお金は自分で稼ぐしかない」(文系/男性)、「就職することが現在の状況の中で、最も成長することだと考えているから。また、成長することで自分に出来る選択肢が広がり、将来も活躍できるから」(文系/男性)、「これからの自分の人生のほとんどを占めるかもしれない決断なので、自分がやりがいを感じられることをしたいと考える」(理系/女性)といった声があった。
インターネットによる調査で、対象は「[en]学生の就職情報2014」に登録する2014年3月卒業予定の学生1250人。調査期間は1月8日から16日。
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