2013年4月入社の学生、「成果・能力主義」に賛成傾向
会社から社員への公平な給与支払いは、「働いた時間」と「成果や能力」のどちらに対して支払われるべきだと思いますか? 2013年4月入社を予定している大学生に聞いたところ、78.7%の学生が「成果や能力」と回答した。レジェンダ・コーポレーション調べ。
会社から社員への公平な給与支払いは、「働いた時間」と「成果や能力」のどちらに対して支払われるべきだと思いますか? 2013年4月入社を予定している大学生(大学院生を含む)に聞いたところ、78.7%の学生が「成果や能力(どちらかというとを含む)」と回答していることが、レジェンダ・コーポレーションの調査で分かった。
また英語を話せる社員へのインセンティブの賛否について聞いたところ、87.2%の学生が「賛成(どちらかというとを含む)」と回答した。
調査結果について、レジェンダ・コーポレーションは「入社前の学生は、成果・能力主義に賛成している傾向が見られた。その背景には、低成長時代に多感な学生時代を過ごしてきたことで、能力がないと給与が上がらないことを肌で感じている様子がうかがえた。また、まだ働いていない学生にとっても、終身雇用や年功序列は過去のものとなっており、成果を上げた時にそれに見合った報酬が支払われるほうが公平と考えている。これには、高度経済成長時代に入社した既存社員の給与が高すぎるという意見もあり、自分たちの報酬を適正なものにするためにも、全体的に成果や能力に基づいたほうが適切と考えているようだ」
成果によって給与の差が生じるのは
実績や能力の違いで、給与やボーナスに差がでるのは、入社して何年目からが適当だと思いますか? この質問に対し、「3年目」(40.6%)と答えた人が最も多く、次いで「2年目」(16.1%)、「1年目」「4年目」(いずれも12.0%)と続いた。「年俸制や裁量労働制を適用している企業や業種は限られているが、今後活躍していく若手社員の動機付けの1つとして、成果や能力による報酬は今後受け入れられていくものと思われる」(レジェンダ・コーポレーション)
インターネットによる調査で、2013年4月入社を予定している大学生707人が回答した。調査期間は1月16日から28日まで。
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