ニュース
景気回復のきざし受け、転職希望者が増加――DODA調べ
転職サイトの「DODA」は2月14日、「転職求人倍率レポート」を発表した。それによると、2013年1月の求人倍率は前月比−0.18ポイントの1.38倍であることが分かった。
転職サイトの「DODA」は2月14日、「転職求人倍率レポート」を発表した。それによると、2013年1月の求人倍率は前月比−0.18ポイントの1.38倍であることが分かった。転職希望者が同+16%と大幅に増えた一方、求人数は同+2%と微増のため、求人倍率は低下した。
例年1月は、4月入社に向けて転職活動者が増える時期であるが、昨年、一昨年(ともに+9%)以上の増加幅をみせている。その背景には「米国の『財政の崖』や日中関係などの問題が解消されつつあることや、安倍政権の打ち出す経済政策や株価上昇などの景気回復の傾向を受け、長らく様子見をしてきた転職潜在層が動き出したと考えられる」(DODA)
一方、求人数も10カ月連続で増加しており、2008年4月以来で最多。昨年に引き続き採用熱が高いのは「IT」「建設/不動産」「小売/外食」のほかに、「金融」「メディカル」でも求人数が増えている。「先行きへの不安から採用活動の縮小を検討していた企業の中にも、景気回復の傾向を受け採用を継続する動きがみられる。こうした転職希望者と採用企業の活発な動きは、3月中旬まで続くだろう」(同)と予想した。
関連記事
- どうすればいいのか? 年収300万円時代がやって来る
景気低迷などの影響を受け、会社員の給料が下がり続けている。低年収時代に会社員はどのように生きていけばいいのだろうか。この問題について、人事コンサルタントの城繁幸さんとフリーライターの赤木智弘さんが語り合った。 - 平均年収、最も高い業種は――DODA調べ
他人の給与は気になるものだが、実際のところどのくらいもらっているのだろうか。転職サイト「DODA(デューダ)」に登録しているビジネスパーソンのデータを基に、業種別の平均年収を調べた。 - 「就活できない」就活生が急速に増加中
リクルートスーツ姿の就活生が、合同説明会などに列を成している映像をみたことありませんか。「就活は大変」という前に、「就活できない」就活生が、実は存在します。 - 3秒で面接の合否は分からない――就活都市伝説に隠された、本当の意図
「採用担当者は3秒で面接の合否が分かる」「新卒は3年で3割がやめる」――そんな噂を聞いたことがないでしょうか。なぜまことしやかにそんな話が語られるのか、今回はそのからくりに迫ります。 - 「就活できない」就活生が急速に増加中
リクルートスーツ姿の就活生が、合同説明会などに列を成している映像をみたことありませんか。「就活は大変」という前に、「就活できない」就活生が、実は存在します。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.