ニュース
最低3年は勤めたいですか? 新社会人の希望する働き方を調査
入社後3年以内の離職率が高いことが問題視されているが、就職活動をした学生はどのように考えているのだろうか。2013年春に就職を予定している大学生に聞いた。ライフネット生命保険調べ。
入社後3年以内の離職率が高いことが問題視されているが、就職活動をした学生は自身の働き方についてどのように考えているのだろうか。2013年春に就職を予定している大学生(※)に聞いたところ「最低3年は勤めようと思う」と答えたのは96.0%に達していることが、ライフネット生命保険の調査で分かった。
※大学生のほかに、短大、大学院を3年以内に卒業している未就業者を含む。
また「定年まで1社で働きたい」としたのは71.8%。せっかく苦労して入った会社なので、できるだけ長く続けたいと考えている学生が多いようだが、「1社で働くことを希望するが、できるか不安」(39.5%)といった声も目立った。
「出世」についても聞いたところ「希望するが、できるか不安」と答えた人が44.3%。出世意向は持っているものの、実現できるか不安を抱いている人が多いようだ。海外勤務については「機会があれば海外で働きたい」が28.6%、「働きたくない」が71.4%という結果に。
就職活動は没個性で質より量
就職活動で個性を出すことについてどのように考えているのだろうか。「個性を出すと不利になる」と答えた人は29.8%、「不利になるとは思わない」が62.0%。また「就職活動は質よりも量が大事だ」と答えたのは36.9%。「『就職活動は没個性で質より量』と感じている学生が一定程度いるようだ」(ライフネット生命保険)。
インターネットによる調査で、2013年に就職を予定している学生650人が回答した。調査期間は2012年10月26日から11月15日まで。
関連記事
- 大企業の正社員、3割は会社を辞める
東日本大震災の発生以降、「今後どのように働いていけばいいのか」と考えるビジネスパーソンも多いのでは。ポスト大震災の働き方について、人気ブロガーのちきりんさんと人事コンサルタントの城繁幸さんが語り合った。 - なぜ内定をもらえない学生が出てくるのか――彼らの行動を分析した
学生の就活が本格化しているが、内定をもらえる人ともらえない人でどのような違いがあるのか。これまでよく分からなかったことが、ビッグデータで明らかになってきたという。就活生の行動を分析している、リクルートキャリアの担当者に話を聞いた。 - なぜ給料が二極化するのか? 年収200万円と800万円の人
景気低迷の影響を受け、給料は下がり続けている――。そんなビジネスパーソンも少なくないだろう。では、今後10年間はどうなのか。リクルートで働き、中学校の校長を務めた藤原和博さんに「10年後の給料」を予測してもらった。 - どうすればいいのか? 年収300万円時代がやって来る
景気低迷などの影響を受け、会社員の給料が下がり続けている。低年収時代に会社員はどのように生きていけばいいのだろうか。この問題について、人事コンサルタントの城繁幸さんとフリーライターの赤木智弘さんが語り合った。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.