ニュース
会社を辞めようかな、と考える時期――入社3年以内に転職した人、そうでない人で違い(2/2 ページ)
入社3年以内に転職した人は、いつごろから転職のことを考えていたのだろうか。リクルートマネジメントソリューションズの調査によると、7割以上の人が「入社1年未満」と答えた。
配属された職種・部署
入社後、配属された職種・部署が希望するところだった人はどのくらいいるのだろうか。転職をしたことがない人は希望に関わらず、61.3%が「自分に合っている」と感じたのに対し、入社3年以内に転職した人は40.0%にとどまった。
「会社としては配属先に対して全ての新人の希望をかなえてあげるというのは現実的には難しい。だからこそ、本人の適性をよく見たうえで『自分に合っている』と感じることができる配属先へ配属できるよう、慎重にマッチングすることが重要だ」(リクルートマネジメントソリューションズ)
「配属先は自分に合っている」と答えた人がそう感じるのは、どの要素が一番大きく影響しているのだろうか。転職経験の有無に関わらず、「配属先は自分に合っている」と感じた人では「上司」(14.3%)と答えた人が少なかったのに対し、「配属先は自分に合っていない」人では40.5%に跳ね上がった。「入社1年目の新人にとって、最初の上司は社会人人生の親のような存在。期待が大きい分、小さな失敗や誤解でも大きくマイナスに働くのかもしれない」(同)
インターネットによる調査で、社会人暦4年以上のビジネスパーソン300人が回答した。調査時期は2月。
関連記事
- なぜ内定をもらえない学生が出てくるのか――彼らの行動を分析した
学生の就活が本格化しているが、内定をもらえる人ともらえない人でどのような違いがあるのか。これまでよく分からなかったことが、ビッグデータで明らかになってきたという。就活生の行動を分析している、リクルートキャリアの担当者に話を聞いた。 - 「就活できない」就活生が急速に増加中
リクルートスーツ姿の就活生が、合同説明会などに列を成している映像をみたことありませんか。「就活は大変」という前に、「就活できない」就活生が、実は存在します。 - どうすればいいのか? 年収300万円時代がやって来る
景気低迷などの影響を受け、会社員の給料が下がり続けている。低年収時代に会社員はどのように生きていけばいいのだろうか。この問題について、人事コンサルタントの城繁幸さんとフリーライターの赤木智弘さんが語り合った。 - 35歳になった時に心得ていないと、ヤバイこと
仕事で成果を上げていくためには、「職務遂行能力」と「仕事への意識・考え方」の双方を身に付けることが大事だという筆者。特に仕事への意識は差が付きやすいということだが、それを高めるにはどのようにすればいいのだろうか。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.