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青春時代に習い事の楽しさを知った世代が、いま再び“戻り”つつあるという:これからのことがよく分かるコラム(2/4 ページ)
働く女性の学ぶ意欲は、20代後半から30代半ばをピークに、以降、急速に下がっていく。その背景には「出産・子育て」があるが、昨年あたりからそうした傾向に変化が出てきているという。その理由は……。
40〜50代女性の比率が2倍以上に。
例えば、弊誌『ケイコとマナブ』の読者比率をみると、40代以上が増えてきました(読者アンケートより)。2011年以前のデータをみると、40代以上は8%ほど。ですが、2012年から12〜13%になる月が散見されるようになり、2012年の夏以降は平均17.7%。多い月では22%にもなることも。もちろん編集方針の変更は全く行わず、従来通り20代半ば〜30代前半をターゲットにしているのにもかかわらず、です。
またその変化を裏付けるかのように、社会人向けスクールからも、40〜50代の女性からの問い合わせや入校が増えているという声が挙がってきています。
- 着付けA校
ここ1年で、 問合せの半分が40代以上に。
- ヒップホップB校
小学生〜中学生に交じって、 40代前半の保護者が子どもと一緒に 習う姿も。
- ベリーダンスC校
40〜50代女性に人気で、常に定員いっぱい。
- フラワーアレジメントD校
以前習っていた人が復帰してくることが増えてきた。
- ハープE校
40〜50代の女性が急増している。
- WebデザインF校
40〜50代の女性が増えている。中にはPCに慣れていない人も。
- アロマG校
最近、40〜50代の女性が多く、学びたい人が増えている。
この1年間における習い事の実施率を、20〜34歳と43歳〜55歳とで調べてみると、わずかではあるものの20〜34歳よりも、43〜55歳のほうが実施率が高いという結果に。
では、今の40〜50代に何が起きているのでしょうか。
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