コラム
ヤバいのは“中国猛毒食品”だけではない、日本にもある:相場英雄の時事日想(4/4 ページ)
『週刊文春』が“食”に関する記事を掲載した。記者が中国に飛び、ヤバい食品がどのような経緯で生まれたかをリポートしたものだが、日本には危険な食べ物がないのか。答えは「ある」。
同じ要領で、精肉と野菜も入手している。換言すれば、プライドを持って商売している商店街の店主たちが私の食生活の救世主になってくれたのだ。もちろん、料理を作る手間はかかるが、自分の体と家族の健康を考えた結果、私はほぼ毎日商店街で食材を買う。
ファストフードやコンビニで買った食材は確かに便利だ。だが先に触れた書籍などを読むにつけ、手軽な食材や食事に手を伸ばす勇気はもはやない。
自作の宣伝になり恐縮だが、拙著『震える牛』は連続ドラマとして放映される。制作スタッフが座りの良いキャッチコピーを作ってくれたので、最後に紹介する。
「企業の嘘を、喰わされるな」……。
関連記事
- “カワイイ”が自然を殺す、北海道で見た人間の残酷さ
「キタキツネ」といえば、北海道の野生動物のひとつとして有名だ。野生動物なので、本来、人間とはあまり遭遇しないものだが、筆者の相場氏はクルマを運転中に出会った。しかもその姿を見て、違和感を覚えたという。その理由は……。 - 「ピンクスライム」は問題にならないのか 食品業界の裏側に迫る
米国のファストフード業界が揺れている。低価格を支えるある加工商品がやり玉に上がっているが、米当局や専門家は安全性に問題はないとしている。それにしてもこの問題、日本に“飛び火”するかもしれない。 - “やらせライター”に困っている……とあるラーメン店の話
とあるラーメン店の店主がこう言った。「本業以外の雑務が増えてやりにくい。昔はこんな気を遣う必要なかったのに」と。本業とは、もちろん丹誠込めて作る自信作のラーメンのこと。では本業以外とは、一体どんなことなのだろうか。 - 桜宮高校バスケ部キャプテンの自殺の原因は「体罰」ではない
大阪市立桜宮高校で、バスケ部の顧問の教師に暴力を受けていた男子生徒が自殺した。この問題を受け、マスコミは連日のように「体罰」として取り上げているが、どうもしっくりこない。この教師がやったことは「体罰」ではないからだ。 - NHKが、火災ホテルを「ラブホテル」と報じない理由
言葉を生業にしているマスコミだが、会社によってビミョーに違いがあることをご存じだろうか。その「裏」には、「華道」や「茶道」と同じく「報道」ならではの作法があるという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.