小学1年生に聞く、将来どんな職業に就きたいですか?
この春小学校に入学した子どもは、将来どんな職業に就きたいと考えているのだろうか。男の子と女の子に聞いた。クラレ調べ。
この春小学校に入学した子どもは、将来どんな職業に就きたいと考えているのだろうか。男の子に聞いたところ「スポーツ選手」(27.2%)が最も多く、次いで「警察官」(9.6%)、「テレビ・アニメキャラクター」(7.0%)であることが、クラレの調査で分かった。「スポーツ選手」は調査を開始した1999年以来15年連続でトップ。今年も2位以下を大きく引き離した。
6年生の男の子にも聞いたところ「スポーツ選手」(23.0%)がトップ。2位には「学者・大学教授・科学者」(2.7%→14.5%)の割合が1年生よりも大幅に増え、一歩大人に近づいた印象。「ノーベル賞を受賞した山中伸弥さんの影響もあるかもしれない」(クラレ)。
親は自分の子ども(小学1年生・男子)に、どんな職業に就いてもらいたいと考えているのだろうか。親への調査は1992年から行っているが、上位3つ「公務員」「スポーツ選手」「医師」の顔ぶれは同じ。男の子の間でも人気が高まっている「警察官」が、親の調査でも過去最高の6位に。女の子の親には以前から人気があった「薬剤師」が、男の子の親も注目しつつあり、今年は9位にランクインした。
女の子が将来就きたい職業
一方、女の子は将来、どんな職業に就きたいと考えているのだろうか。1年生の女の子に聞いたところ「パン・ケーキ・お菓子屋」(33.9%)が、調査開始以来15年連続でトップ。内訳をみると「ケーキ屋」(65.3%)、「パティシエ」(17.1%)、「パン屋」(7.7%)、「お菓子屋」(4.2%)と続いた。
2位以下をみると「芸能人・タレント・歌手」(9.7%)、「保育士」(9.6%)、「花屋」(8.7%)、「看護師」(4.0%)という結果に。
女の子の親にも、将来子どもが就いてほしい職業を聞いたところ「看護師」(15.9%)と答えた人が最も多かった。次いで「薬剤師」(10.6%)、「公務員」(10.2%)、「保育士」(9.3%)、「医師」(6.8%)だった。かつて人気があった「教員」「フライトアテンダント」の人気がやや下落傾向。「フライトアテンダント」は20年前6位(5.1%)、10年前7位(3.9%)、今年は圏外に後退した。
この4月に小学校に入学した1年生4000人とその親4000人が回答。また3月に卒業した6年生342人とその親187人が回答した。
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