地下鉄での携帯電話の電波開通――ネットの接続時間は増えた?
地下鉄での携帯電話の電波開通によって、スマートフォンでのネット接続時間にどのような変化があるのだろうか。通勤・通学で東京メトロまたは都営地下鉄を利用していて、スマートフォンを使っている人に聞いた。楽天リサーチ調べ。
地下鉄での携帯電話の電波開通によって、スマートフォンでのネット接続時間にどのような変化があるのだろうか。通勤・通学で東京メトロまたは都営地下鉄を利用していて、スマートフォンを使っている人に聞いたところ、電波開通前の1日平均接続時間が13分だったのに対し、開通後は22分になっていることが、楽天リサーチの調査で分かった。
電波開通によって、ネットの利用は約1.7倍も増加した。「今回の調査はネット接続に馴染みのあるスマートフォン利用者に限ったものとはいえ、電波開通によって相当なトラフィックが発生していると思われる」(楽天リサーチ)
電波開通によって、期待すること
ネット接続時間が増えたことによって、地下鉄利用者はどのようなコンテンツをより多く利用しているのだろうか。増えたものとしては「ニュースサイトの閲覧」(49.0%)、「検索サイトでの調べもの」(45.0%)、「メールの利用」(40.4%)と続いた。
電波開通によって期待することを聞いたところ「Wi-Fiも同じくらい幅広く利用できるようにしてほしい」「3Gだけでなく、LTEでも接続できるエリアを増やしてほしい」「つながらない区間や接続が不安定な区間があるので改善してほしい」「走行中よりも駅停車中の接続が不安定なので改善してほしい」といった声があった。一方、懸念の声としては「車内マナーの悪化」を挙げる人が最も多かった。
通勤・通学で地下鉄を利用していて、スマートフォンを使っている男女500人が回答した。ネットによる調査で、期間は4月5日から7日まで。
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