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ミクシィの笠原社長が退任、朝倉祐介氏が代表に
「mixi」「Find Job!」などを立ち上げたミクシィの笠原社長が退任、会長として新規事業立ち上げに専念する。後任の朝倉氏は、マッキンゼー、ネイキッドテクノロジー出身の30歳。
ミクシィは5月15日、新経営体制の発表を行った。朝倉祐介氏が社長に就任。笠原健治現社長は、会長として新規事業の立ち上げと新経営陣のサポートを行う。
新経営体制は、6月25日に行われる定時株主総会で正式に決定される。新チームでは、代表の朝倉氏のほか、最高財務責任者の荻野泰弘氏、最高事業責任者でmixi事業を統括する川崎裕一氏(参考記事:ミクシィ、「Livlis」のkamadoを買収)、最高技術責任者の松岡剛志氏らが中心メンバーとなる。
笠原健治氏はミクシィの前身であるイー・マーキュリーを創業。SNSの「mixi」や、求人サイト「Find Job!」などのサービスを立ち上げた。
朝倉祐介氏は、マッキンゼー、ネイキッドテクノロジーを経て2011年10月にミクシィに入社。現在は経営企画室長をつとめている。「朝倉は、大手コンサルティングファームとネットベンチャーの社長という2 つの経験の持ち主で、常に冷静でありながらそして時には情熱的に、物事をバランスよく判断いたします。起業家精神が旺盛で、ロジカルとエモーショナル両面を併せ持つ人物です。また、30歳と非常に若いのも魅力的です。私は、そんな彼に代表を託したいと考えています」(笠原氏)
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