会社員の6割が、ウチの会社で不祥事が起きているかも
自分が働いている会社で、不祥事が起きていると思っている人はどのくらいいるのだろうか。関東または関西で働くビジネスパーソンに聞いた。共同ピーアール調べ。
自分が働いている会社で、不祥事が起きていると思っている人はどのくらいいるのだろうか。関東または関西で働くビジネスパーソンに聞いたところ「日常的に起きていると思う」(13.3%)、「起こっているが、表にでないだけだと思う」(24.7%)、「可能性はあると思う」(24.7%)を合わせると、62.7%が職場での不祥事の可能性を意識していることが、共同ピーアールの調査で分かった。
なぜ企業で不祥事が発生するのだろうか。その要因を聞いたところ「企業の利益至上主義」(70.3%)がトップ。次いで「経営トップの資質、倫理性の欠如」(48.3%)、「旧来からの隠ぺい体質」(39.7%)、「不況による業績不振」(26.3%)という結果に。同社が2003年に行った調査に比べ、「不況による業績不振」は10ポイント近くも上昇した。また「法律の不備(罰則が弱い)」(20.0%)も6位から5位にランクアップした。
不祥事を起こした企業の存続について
不祥事を起こした企業の存続について、どのように考えている人が多いのだろうか。前回の調査では「倒産しても当然だ」(45.3%)が最も多く、次いで「一部の人がやったことだから、倒産は酷だ」(35.7%)だった。一方、今回の調査では「一部の人がやったことだから、倒産は酷だ」(39.7%)が「倒産しても当然だ(37.0%)を上回った。「不祥事を起こした企業について、若干の“慣用的傾向”が見られた」(共同ピーアール)
インターネットによる調査で、関東圏または関西圏で働くビジネスパーソン300人が回答した。調査期間は2012年10月5日から9日まで。
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