22〜34歳の会社員、夏のボーナスは33万7000円と予想――金額次第で転職する?
夏のボーナス、あなたはどのくらいもらえそうですか? 22〜34歳のビジネスパーソンに聞いた。DODA調べ。
夏のボーナス、あなたはどのくらいもらえそうですか? 22〜34歳のビジネスパーソンに聞いたところ、予想額は前年比0.2%増(+8000円)の33万7000円であることが、転職サイト「DODA」の調査で分かった。この結果について、DODAは「景気の先行きに明るさが見え始め企業の業績が回復しつつあることや、安倍政権の賃上げ要請、大手企業を中心とした一時金の満額回答の報道など、夏のボーナスアップを期待させる事柄が多くあったことが、予想金額に影響していると見られる」とコメントした。
業種別でみると、前年から横ばいの「メーカー」と「小売/外食」を除く7業種で増加。特に「金融」は前年比+10%と増加率が高く、「アベノミクス効果による景気の好転に伴い、金融市場が活性化されていることが要因と言えそうだ」(同)。このほか、ソーシャルゲーム、スマートフォン分野でマーケットが拡大している「IT」や、消費税引き上げ前の需要拡大が見込まれる「建設/不動産」なども同+5%という結果に。
職種別でみると、10職種中8職種が前年より増えると予想。特に「金融系専門職」は前年比+12%と高い増加率を示した。また「営業系」(+6%)の増加率も高く、この背景には「企業が攻めの姿勢に転じて投資を始めたことや、消費者の活動が活発化したことによる売上増加が、ボーナスに反映されると予想する人が多いためと考えられる」(同)
ボーナスの金額次第で転職を検討
ボーナスの金額次第で転職を検討する人はどのくらいいるのだろうか。40.7%の人が「転職を検討する」と回答。2011年の同調査では21.6%、2012年は32.1%と、ボーナスの金額によって転職を検討する人は年々増加している。「景気が回復傾向にあり、業績好調など企業の明るいニュースも増えつつあるため、ボーナスの金額を、自身の置かれた環境を見直し転職を検討する1つのきっかけと捉える人は増えているようだ」(DODA)
インターネットによる調査で、22〜34歳のビジネスパーソン4000人が回答した。調査期間は3月27日から31日まで。
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