携帯電話、買い替えはいつ? 日本人は長期化傾向に
あなたが今持っている携帯電話の所有期間(購入から現在まで)はどのくらいですか? 16〜60歳までの男女で携帯電話を持っている人に聞いた。カンター・ジャパン調べ。
あなたが今持っている携帯電話の所有期間(購入から現在まで)はどのくらいですか? 16〜60歳までの男女で携帯電話を持っている人に聞いたところ、平均は2.4年であることが、カンター・ジャパンの調査で分かった。韓国・香港・シンガポールでは1.5年前後であり、日本よりも1年ほど所有期間が短いことが明らかに。
所有期間に今後買い替えるまでの期間(予定)を加えた総所有期間を調べたところ、日本人の平均は3.9年。同社が2011年に行った調査では3.1年だったので、長期化していることがうかがえた。
調査結果を受けて、カンター・ジャパンは「日本では途中解約の違約金が課される割賦契約で携帯電話を購入する方法が浸透しているので、最低2年(24カ月)は同じモノが所有される傾向がある。ただし、2年経過すればすぐに買い替えるというわけではなく、4年ほどは所有しようと思っているのが現在の消費者意識だと言える」と分析した。
スマートフォンの所有率
スマートフォンを持っている人はどのくらいいるのだろうか。日本人の36%は「スマートフォンを持っている」と回答したが、シンガポールでは84%、香港では87%、韓国では92%という結果に。
2011年に同社が行った調査で、すでにスマートフォンの所有率が高かったシンガポール(72%)や香港(87%)は、今回の調査で80%を超えた。また韓国での所有率は、2011年の24%から今回は92%へと拡大しており、ここ数年でスマートフォンが韓国の消費者に急速に普及しているようだ。
インターネットによる調査で、日本、韓国、香港、シンガポールに住む16〜60歳までの男女2521人が回答した。調査時期は2012年11月2013年2月まで。
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