夫婦間のお金のトラブル――どんなことがあった?
夫婦間でお金に関するトラブルを経験したことがある人はどのくらいいるのだろうか。25〜34歳の働く既婚者に聞いた。スマートマネー研究所調べ。
夫婦間でお金に関するトラブルを経験したことがある人はどのくらいいるのだろうか。25〜34歳の働く既婚者に聞いたところ、全体の47.2%が「夫婦間でお金まわりのトラブルがあった」と回答していることが、スマートマネー研究所の調査で分かった。
どんなトラブルがあったのかを聞いたところ「趣味消費の支払い頻度・支払い金額が高く、もめた」(17.7%)、「お金の使い道の相談で、意見が食い違う」(16.3%)、「金銭感覚が合わない」(11.4%)と続いた。またお金のトラブルによる「夫婦の関係性の悪化度」を聞いたところ「すぐに普段通りの関係に戻ったが、実は心の中でしばらく怒りが収まらなかった」がトップ。「出費についてのトラブルは、ちょっとした食い違いであっても潜在的な夫婦間トラブルの火種となりうる様子がうかがえた」(スマートマネー研究所)
ちなみに「離婚まで考えていたことがある」というレベルまでもめるのは「パートナーが借金を隠していた」(29.3%)、「金銭感覚が合わない」(21.3%)、「給与・賞与金額をごまかしていた」(15.4%)など、お金にまつわる虚偽や感覚のズレが表面化した際であることも分かった。
家計管理、半数の家庭で「妻」
家計管理は夫または妻、どちらが担当しているのだろうか。全体の半数が「妻が管理する」(50.%)と答えたのに対し、「夫婦で管理」は28.1%、「夫が管理する」は20.9%だった。子どもありの夫婦でみると、「妻が管理する」が増えて56.9%、「夫婦で管理」は20.3%まで落ち込み、ともに男性の家計管理関与度の低さが目立った。
インターネットによる調査で、首都圏に住む25〜34歳の働く既婚者824人が回答した。調査期間は5月21日から22日まで。
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