転職したい会社は? 「グーグル」が4年連続でトップ
若いビジネスパーソンはどの会社に転職したいと考えているのだろうか。22〜34歳の働く男女に聞いた。DODA調べ。
もし転職できるのなら、あなたはどの会社で働いてみたいですか? 22〜34歳のビジネスパーソンに聞いたところ、4年連続で「グーグル」がトップであることが、DODAの調査で分かった。2位は「トヨタ自動車」、3位は「ソニー」と昨年と同じ結果に。ただ、昨年は1位と2位の得票数に2倍近い開きがあったが、今年はトヨタ自動車が得票数を伸ばし、グーグルへ1票差に迫った。新車販売台数世界一の奪還など「企業としての強さ」を評価する声に加え、「やりがいのある仕事ができそう」といった意見があった。
このほか、23位から7位となった「本田技研工業」、18位から10位となった「武田薬品工業」、30位から19位となった「日立製作所」など、今年は日系メーカーの躍進が目立った。この結果について、DODAは「例年、社会人のメーカー人気は根強いが、今年は特に円安やアベノミクス効果による日本経済復活の兆しなどもあって、メーカーに追い風が吹いていたのではないか」と分析している。
今回順位が急上昇した企業
今回順位が急上昇したのは、B to C領域の企業が目立った。「楽天」(13位→5位)、「クックパッド」(79位→29位)、「アマゾン ジャパン」(70位→32位)といったECサービス系のほか、「オリエンタルランド」(8位→4位)、「スターバックス コーヒー ジャパン」(48位→27位)などもランクアップ。「普段の生活の中で、自らが好んで利用するサービスを提供している企業には、転職先としても魅力を感じるようだ」(DODA)
インターネットによる調査で、22〜34歳のビジネスパーソン4000人が回答した。調査期間は3月27日から31日まで。
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