調査リポート
夏のボーナス、大手は増加傾向――中小は?
2012年の夏と比べて、ボーナスが増えた人はどのくらいいるのだろうか。ビジネスパーソンに聞いたところ「変わらない」が40.2%に対し、「増えた」は25.1%だった。エン・ジャパン調べ。
2012年の夏と比べて、ボーナスの金額は増えましたか? ビジネスパーソンに聞いたところ「変わらない」と答えた人が最も多く40.2%、「増えた」「減った」は同率の25.1%であることが、エン・ジャパンの調査で分かった。
勤務先の従業員数別でみると、従業員の数が多いほど「増えた」と答えた割合が高い。従業員数1000人以下の企業では「増えた」が21.9%だったが、3000人以上では31.2%と、10ポイントほどの差が見られた。「大手企業においてはボーナスの上昇傾向が見られるものの、中小企業においては、まだ『昨年と変わらない』状況のようだ」(エン・ジャパン)
ボーナスが増えたという人を業界別でみると、「コンサルティングファーム・シンクタンク」(43.5%)が最も多く、次いで「金融・証券・保険」(35.8%)、「旅行・観光」(33.3%)、「広告・出版・マスコミ関連」(31.5%)と続いた。
ボーナスが増えて、自由に使えるお金は増えた?
ボーナスが増えたことによって、自由に使えるお金(毎月のお小遣い)が増えた人はどのくらいいるのだろうか。ボーナスが増えた人に聞いたところ「変わらない」(64.8%)が6割を超えたが、「増えた」は17.2%、「毎月の金額は変わらないが、臨時のお小遣いが出た」は10.2%だった。
インターネットによる調査で、ビジネスパーソン2127人が回答した。調査期間は6月20日から22日まで。
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