調査リポート
「食材宅配サービス」を使う理由、使わない理由:食材宅配、生鮮食品に需要(1/3 ページ)
食料品の買い出しで困るのは、重い買い物袋を携えて帰宅すること。そもそもスーパーマーケットに行く時間がない人も多い。ネットを活用した食材宅配サービスを使う女性が増えているようだ。
スーパーマーケットに出向かなくても24時間注文可能なインターネットを使った「食材宅配サービス」を利用する人が増えている。ニッセンが同社の女性会員約1400人に実施した意識調査によれば、肉や魚などの生鮮食品を購入する人が多いようだ。
利用経験者の6割はリピーターに
食材宅配サービスで野菜や肉、魚などの食品を購入した経験がある人は全体の33.1%。利用経験者のおよそ6割は、その後もサービスを継続して使う傾向にある。また、購入する食材は「肉・魚」が最も多く、「野菜・果物」「冷凍食品」「水・飲料・酒」と続く。
継続的に購入している人を対象に1回当たりの予算を尋ねたところ、毎週購入している人では「5001〜1万円」(28.4%)が最も多く、34.5%の人が1回に5001円以上の買い物を行っている。
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