転職願望があるのは、入社何年目の人?
若手社員で転職を考えている人はどのくらいいるのだろうか。入社1年〜4年目のビジネスパーソンに聞いた。レジェンダ・コーポレーション調べ。
若手社員で転職を考えている人はどのくらいいるのだろうか。入社1年〜4年目のビジネスパーソンに聞いたところ、全体の29.9%が「転職したい」と回答していることが、レジェンダ・コーポレーションの調査で分かった。その中でも入社3年目の41.6%が転職願望を持っており、他の入社年数と比較して最も高い割合となった。
また転職サイトに登録しているかどうかを聞いたところ、「登録している(予定を含む)」と答えたのは入社3年目が28.9%となり、最も高い割合となった。
約7割の人が「仕事は楽しい」
若手社会人に今の仕事が楽しいかどうかを聞いたところ、全体の69.0%が「楽しい(どちらかというとを含む)」と回答。また今後3年程度のキャリアパスが明確かどうかを尋ねると「明確(ややを含む)」と答えたのは40.0%だった。そのうち、入社3年目は「仕事が楽しい」が58.4%、「キャリアパスが明確」が30.9%となり、どちらの他の入社年数に比べて最も低い割合となった。
この結果について、レジェンダ・コーポレーションは「3年目を乗り越え、4年目になると、転職願望が低下し、仕事の楽しさやキャリアの明確さに対する展望が明るくなることが分かった。企業の人事担当者は3年目にジョブローテーションによって若手社員の環境を新しく変えることや、職場への満足度の確認を行い若手社員の感じている不満に対してどのような対策がとれるのかを検討することが求められる」とコメントした。
インターネットによる調査で、入社1年目〜4年目のビジネスパーソン710人が回答した。調査期間は7月8日から18日まで。
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