女性が管理職に就く、「賛成」が9割――その理由は?
女性の管理職が増えていくことについて、働く男女はどのように受け止めているのだろうか。20〜50代のビジネスパーソンに聞いた。ユーキャン調べ。
女性の管理職が増えていくことについて、働く男女はどのように受け止めているのだろうか。20〜50代のビジネスパーソンに聞いたところ「良いことだと思う」(87.9%)と答えたのは9割近くに達していることが、ユーキャンの調査で分かった。
男女別にみると、男性85.1%に対し、女性90.8%であったことから、「女性がより『女性管理職の増加』を前向きにとらえていることはもちろん、男性でも女性管理職を支持している割合が意外に高いことがうかがえた」(ユーキャン)
「良いことだと思う」と答えた人に、その理由を聞いたところ「仕事で女性の能力を発揮できる機会を増やすべき」(58.3%)がトップ。次いで「古い職場慣習からの脱却」(41.0%)、「活躍する女性が増えることで経済活性化につながる」(37.2%)、「国際社会における日本の評価向上」(25.0%)、「女性の活躍が評価されることで、女性の出世意欲が高まる」(23.5%)と続いた。
女性が管理職に就くために必要なこと
女性が管理職に就くために必要なことは? 女性に聞いたところ「女性自身のキャリアアップ、スキルアップ」(69.6%)と答えた人が最も多く、以下「女性自身のモチベーション」(62.4%)、「会社や職場の同僚、上司の理解」(59.6%)、「妻が仕事を頑張ることに対する夫の理解と協力」(55.0%)、「産後の女性が働きやすい職場の制度」(45.7%)」という結果に。
インターネットによる調査で、20〜50代のビジネスパーソン654人が回答した。調査期間は7月26日から28日まで。
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