パンも一緒に買う? コンビニコーヒーの利用実態
コンビニでテイクアウトコーヒーを利用したことがある人はどのくらいいるのだろうか。首都圏に住む20〜40代の男女に聞いたところ「利用経験がある」と答えたのは49.9%だった。朝日大学マーケティング研究所調べ。
コンビニでテイクアウトコーヒーを利用したことがある人はどのくらいいるのだろうか。首都圏に住む20〜40代の男女に聞いたところ「利用経験がある」と答えたのは49.9%であることが、朝日大学マーケティング研究所の調査で分かった。ない層も多数が「機会があれば利用したい」(35.0%)と答えており、「今後も市場の広がりが期待できそうだ」(朝日大学マーケティング研究所)としている。
コンビニコーヒーを利用したことがある人は、コーヒーだけを買う、他の商品と一緒に買う、どちらが多いのだろうか。この質問に対し「コーヒーだけを買う」は21.9%、「他の商品と一緒に買う」は61.7%。単独購入は少なく、パン、お菓子、デザートなどと一緒に購入している人が多いようだ。
コンビニコーヒーを利用するとき、店内にある他のコーヒーと比較しますかと聞いたところ「検討する」(49.3%)、「迷わずテイクアウトコーヒー」(50.7%)。コンビニコーヒーの利用は拡大しているが、店内の缶やチルドカップにも強い魅力があるようだ。
利用が減ったコーヒー
コンビニのコーヒーを利用するようになって利用が減ったコーヒーはありますか。この質問に対し、「コンビニの缶コーヒー」(36.3%)と「自販機のコーヒー」(33.8%)を挙げる人が目立った。「今後、コンビニコーヒーの利用頻度が上昇することで、缶コーヒーを中心とする他タイプのコーヒー利用頻度にも相応の変化が生じてくるだろう」(朝日大学マーケティング研究所)
インターネットによる調査で、首都圏在住の20〜40代の男女437人が回答した。調査期間は8月28日から9月2日まで。
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