調査リポート
現役大学生は課外活動に積極的――動機はシューカツ?(1/2 ページ)
現役の大学生はどんな課外活動をしているのだろうか。力を入れていることを聞いたところ「クラブ・サークル活動」と答えた人が最も多く、次いで「学科以外の勉強」だった。東京工芸大学調べ。
現役の大学生はどんな課外活動をしているのだろうか。力を入れていることを聞いたところ「クラブ・サークル活動」(47.7%)と答えた人が最も多く、次いで「学科以外の勉強(資格の取得やダブルスクール)」(38.8%)、「大学のイベント、学園祭など」(34.6%)、「ボランティア活動」(19.7%)であることが、東京工芸大学の調査で分かった。
「インターンシップ」と答えた人に、その理由を聞いたところ「就職活動でプラスになりそう」(42.3%)や「ためになりそう、役に立ちそう」(38.5%)、「視野が広まりそう」(29.5%)、「挑戦してみたい、体験しておきたい」(24.8%)が上位に。「ボランティア」についても「役に立ちたい、貢献したい」(24.4%)よりも「就職活動にプラスになりそう」(29.5%)や「視野が広まりそう」(31.4%)と答えた人のほうが多かった。
また現役の4年生と、卒業生(30〜49歳)を比較したところ、4年生が卒業生よりも力を入れた割合が高いのは「インターンシップ」(4年生19.0%、卒業生8.5%)、「ボランティア活動」(24.5%、14.5%)、「学科以外の勉強」(41.5%、36.5%)だった。「現役の学生がインターンシップやボランティアに積極的になった背景として、就職難や就職競争の激化があったからではないか」(東京工芸大学)としている。
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